当サイトは記事内に広告を含む場合があります。

紫式部ゆかりの地|京都市の蘆山寺

2024年大河ドラマ

紫式部の曾祖父・藤原兼輔が建てた邸宅の跡地に立っており、紫式部とゆかりの深い寺院である。

父ともに越前に下向したとき、道長の娘「彰子」に仕えていた時期を除いて多くの時をこの邸宅で過ごしたと考えられている。「源氏物語」や「紫式部集」に収められた歌の多くが、この地で執筆された可能性が高い。

境内には、紫式部の歌碑や「源氏庭」などがあり、紫式部が住んでいた時代を思わせる。本堂、大師堂、鐘撞堂などの建築物が並び、ご本尊の弥陀三尊を参拝することもできる。

少女時代の紫式部については、有名な逸話が伝えられている。紫式部の実弟・惟規が父の為時について「史記」を学び、なかなか覚えられずに難渋していたが、わきで聴いている紫式部はすらすらと覚えてしまうので、為時は、「この娘が男でないのが残念だ」と歎いたという話である。

石碑

紫式部と、娘・賢子(大弐三位)の歌が刻まれた石碑がある。どちらとも小倉百人一首に選ばれている。

めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲がくれにし 夜半の月かな
~紫式部~

幼友達に贈った歌で、『せっかく久しぶりに逢えたのに、それが貴女だと分かるかどうかのわずかな間にあわただしく帰ってしまわれた。まるで雲間にさっと隠れてしまう夜半の月のように。』といった意味である。

有馬山 ゐなの笹原 風吹けば
いでそよ人を 忘れやはする
~大弐三位~

しばらく来なかった男が、「あなたが心変わりしていないか不安です」と手紙を寄こしてきたので、「よくもそんなことが言えますこと」というような気持ちで返した歌。『有馬山の近くにある猪名(いな)にある、笹原に生える笹の葉がそよそよと音をたてる。まったく、そよ(そうよ、そうですよ)どうしてあなたのことを忘れたりするものですか。』といった意味である。

源氏庭

平安朝の庭園をイメージした白砂と苔の庭。6月末から9月初め頃には、源氏物語にも登場する「紫色の朝顔(桔梗)」も咲く。秋は紅葉も美しい。

春は桜、夏は桔梗、秋は紅葉が楽しめる

写経体験

手ぶらで写経体験もできる。

写経日時:毎日(法要などの場合を除く)
受付時間:午前9時~午後3時まで
納経料:500円(別途、拝観料)

寺院名蘆山寺(ろざんじ)
住所京都市上京区寺町通り広小路上る北之辺町397
>>Google Mapで見る
受付時間9:00~16:00
電話番号075-231-0355
拝観料500円
アクセス京阪鴨東線 
「出町柳」より 徒歩約15分
「神宮丸太町」駅より 徒歩約15分

京都市営地下鉄 
烏丸線 「丸太町駅」より  徒歩約20分

京都市営バス
「京都駅」から4・17・205系統
「四条河原町」から3・4・17・205系統
「府立医大病院前」下車 約5分
駐車場境内に無料で駐車可(8台程度)
公式HP天台圓淨宗 廬山寺公式HP (biglobe.ne.jp)

コメント